ボンゴチャ:봉고차

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起亜 ボンゴ 左奥:現代 ポーターII(共に2004 -)

以前マツダと資本提携していたキアはマツダのキャブオーバーバン・トラック「ボンゴ」をライセンス生産していた。ヒュンダイ買収後フルチェンジ、本家マツダとは異なるデザインとなるがボンゴの名前は継承され、今でも韓国では1ボックスバン=ボンゴで、一般名詞「ボンゴチャ 」で通用する。ヒュンダイ ポーターは姉妹車で、ポーターも元はマツダの軽トラックの名前。

韓国では昔からバンのことを「ボンゴチャ」と言ってきた。今でもそういう人は多い。

これは日本のマツダと長く提携してきた起亜自動車が、マツダの「ボンゴ」をモデルに生産して売り出しヒット商品になったからだ。以来韓国では「ボンゴチャ」はバンの代名詞になった。ちなみに「チャ」は車のことをいう(注:自動車はチャドンチャ 자동차) 

起亜には「キア・マスター」という軽トラックもあった(注:起亜自動車の前身、オート三輪 K-360を指す?)これもよく売れた。しかしこの名前の由来は「キア・マツダ」である。韓国人は「ツ」の発音に弱い。そこで言いやすいように「ス」に変えてMAZDA → MASTERにしたのだ。

1961年 オートバイ C100(ホンダ スーパーカブ)発売。
1962年 マツダ オート三輪 K-360 T-600をノックダウン生産。

1974年 マツダ ファミリアをブリザ の名でノックダウン生産(初の乗用車)
1980年 マツダ キャブオーバー車 ボンゴ トラックを生産開始。
1983年 マツダ、起亜産業へ資本参加。

1986年 フォード資本参加、フェスティバ(現地名 キア プライド)生産。

1996年 韓国初の本格的スポーツカー、 キア エラン生産開始。
1999年 経営破綻。ヒュンダイ傘下、マツダ車ベースからヒュンダイ車ベース。

2019年12月 韓国初 商業車 EV「ポーターII エレクトリック」発売.。

韓国で上半期に最も売れた「意外な電気自動車」2023.08.10


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スポーツカーはスポチュカ(스포츠카)1997年 東京モーターショーにて撮影。

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