浜松機関区 EF18

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真夏の島田駅にて入れ換え中 作業員さんが若い 1977.8.20
ドッジ・ラインの影響もあり、製造途中だった旧EF58 32.33.34号機を貨物用に設計変更、EF18として就役させたもの(EF58の32.33.34号機は欠番となった)

晩年は三両共 浜松機関区に所属、浜松〜静岡地区の貨物列車牽引及び各駅入換作業に使用。旧EF58の面影を残す貴重な車体だったが、1979年全機廃車、解体廃棄された。

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32号機 113系と並ぶ 東海道線 島田駅にて  1977.8.20

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33号機 下左右端に大井川鐵道E101(1949)三菱三原製作所製 

金谷駅 1974.6.2

大井川鐵道との入れ替え仕業もあり、金谷駅で同年代のE10形 E101(未だ現役)と並ぶ。この日はホキ+緩急車と言う短い編成、この33号機のみ引掛け式の標識灯。近くの作業員さんに断れば、線路内に入れて頂けた時代。

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34号機 特急色 EF60 501(碓氷峠鉄道文化むらで保存)と 

浜松機関区 1974.6.2

上は全長19,900mmの堂々とした車体が良く分かるサイドビュー、先台車の先端まで伸びたスマートなデッキが格好良い。ちなみにEF60の全長は16,500mm(全幅 全高はほぼ同じ)

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浜松機関区も当日許可を取れば入構可(流石にパンタは上げて頂けなかったが)左の奥隅に廃止となった遠州鉄道のスイッチバック線、遠州馬込駅を発車する赤い電車・・に続く。

この記事へのコメント

  • pogpog

    デッキ付FE58初期型(1〜 31は1953〜57年半流線車体に載せ替え、旧車体はEF13転用)製造途中だった5両(32〜36)うち32.33.34は旧車体のままEF18。35.36は新車体に改造EF58 35.36となる。と言うことか。
    2023年08月26日 09:04
  • gop

    当然EF58は新車体しか知らないので貴重な機関車、東海道線を利用する時は良く立ち寄った。大井川本線にSLが走り始めた1976年以降は金谷で同時撮影出来て効率良かった(貨物廃止後、E10はSL列車の補機役)
    https://daitetsu.jp/elhistory
    2023年08月26日 10:54
  • ナツパパ

    EF18いいですね、今どきのELよりもずっと力強さを感じます。
    サイドビューの堂々たる姿ものびやかでいいなあ。
    島田~金谷の東海道本線を走る写真風景が懐かしい。
    2023年08月26日 14:17
  • gop

    > ナツパパさん
    茶畑が広がる牧之原台地の風景は昔も今も変わりませんね。
    ここでEF18が客車を引く姿を見たかったです。
    2023年08月27日 06:21
  • のり

    東海道本線全盛期を見たかったですね。
    昭和28年3月の時刻表では、東京駅基準で5時と6時に大阪行き普通が2本、9時に特別急行「つばめ」が出たあと13時まで約30分間隔で九州方面行き急行が発車(大阪へその日のうちに着けるダイヤです)。夕刻もおよそ30分間隔で九州方面行の夜行急行が発車します。
    こんな時代の列車に乗ってみたかったとおもうのですが、「東京大阪2時間半」という手段を手に入れてしまいましたから、この列車は「遅い」のでしょうね。
    2023年08月27日 10:59
  • gop

    > のりさん
    DM、詳しく有難うございました。
    お送り頂いた1953年(昭和28)3月の時刻表、同年3月14日から百閒先生が「春光山陽特別阿房列車」で「かもめ」試乗会に行かれており、東京 20:30発 急行「銀河」一等個室寝台、京都に翌朝 6:45着(かもめは京都 8:30発)所要時間 10時間15分^^

    ちなみに下り銀河の牽引機は名古屋まで東京機関区のEF58。新車体への改造は1953年3月からなので、恐らく旧車体でしょう。この三年後(1956年6月25日)百閒先生と親交のあった宮城道雄さんが、下り「銀河」のデッキから転落死したのも因縁めいていて不思議です(東海道線刈谷駅)
    2023年08月27日 17:37