
オーバーツーリズム> LRT構想

次々と新しい雲が湧きだす富士山頂 2023年8月
今年は世界遺産登録十周年、国内外から多くの登山客が押し寄せ、山小屋旅館組合が夏山シーズンの宿泊予約を開始し僅か一日で山小屋はほぼ満杯。宿泊出来ない登山客は御来光に合わせ、日帰りの「弾丸登山」を決行、所謂オーバーツーリズム状態。さらに頂上は狭く慢性的な渋滞が発生、身体に負担が掛からない訳は無く、低体温症や高山病になる人が続出。さらに温暖化の影響か落石も増加、年間 0~6人が夏の富士山で命を落としており、登山客が一斉に登山道へ集中しない様、ある程度の入山規制、時間規制が必要と言われている。
2023年夏の混雑ピーク 8月11~14日

それもあってか、LRT構想もここ最近良くニュースで取り上げられる。

富士山登山鉄道構想
富士スバルライン上に LRT(次世代型路面電車)を敷設し、自動車を使用する五合目までの既存アクセスを廃止、登山鉄道に一本化する(拡幅など線形改良は原則行わず)
美しい富士山を後世に残すために 2021年2月
上記案にある架線レス 蓄電池車両 写真:鉄道総合技術研究所にて 2008年10月
当然反対の声もあり(2023.7.6) https://merkmal-biz.jp/post/42997
この記事へのコメント
ナツパパ
pogpog
大井川の様なラックレールの本格登山鉄道なら魅力的だろうが。
gop
登山鉄道の予定往復運賃は一人 1〜2万円とか。現スバルライン往復通行料 普通車 2,100円、シャトルバス往復一人 2,000円、麓の駐車料金 1,000円。鉄道になると乗換え大変、時間は掛かる。さて、どうします^^?
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20221025b.html
gop
以下つい先日のユングフラウ登山鉄道番組、最大勾配 250パーミル。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=39305
ちなみに、
大井川鐵道井川線:平均勾配 22パーミル、最大勾配 90パーミル(アプト)
箱根登山鉄道:平均勾配 40パーミル、最大勾配 80パーミル(粘着)
富士山登山鉄道:平均勾配 53パーミル、最大勾配 78パーミル(現スバルライン)なのでアプトは不要、五合目まではマイカーでも行きたい。
pogpog
https://www.hiroden.co.jp/company/ir/pdf/news/202305-3.pdf
一部架線レスでも既存車両改造は必須、おそらく先は長い。
gop
改造費はバカにならないだろうし、そもそも改造不可の車両が多そう。
gop
しゅう
急こう配の無架線鉄道は、技術的にはできると思いますが、LRTの低床と両立できるかどうか?でしょうか。
gop
難しい問題ですね。観光地としての質を上げれば、旅行者にある程度の支出増を求めざるを得ないでしょうし、富士山は安全確保の課題もある。先ずは軽装での弾丸登山客を制限する事は致し方ないのでしょう。
富士山LRTはフル新規ですから、ホームを若干上げて床下に電池を詰めれば技術課題は意外と簡単にクリア出来るのかも知れません。