
青空と緑の森、赤土のコントラストが美しいプリンス・エドワード島。

何故この様に土が赤いのか?
赤毛のアンにも「ねえ、どうして道が赤くなるの?」とアンがマシュウと初めて出会ったブライトリバー駅からグリーン・ゲイブルズへの道すがら尋ねる場面がある。
四億年前、プリンス・エドワード島は南半球の赤道近くにあり、その後二億年程かけ現在の位置まで移動。その過程で酸化第二鉄を多く含む熱帯土壌が生成、それが赤い砂岩として堆積したと言うのが真相。先住民族の言い伝えでは「神様が夕焼けに筆を浸して島中を赤く染めた」とされている由。

プリンス・エドワード島への連絡船が発着する本土ハリファックスの港。 1912年4月14日、タイタニック沈没時にはこの港から救助船が出た(アンは46歳)以下、アンも良く利用した連絡船から繋がるPEI鉄道(1989年 全線廃止)廃線跡は観光地化されている。

左:アンと養父マシュウ・カスバートが初めて出会うブライトリバー駅のモデルになった旧ケンジントン駅(実際はグリーン・ゲイブルズ至近旧ハンターリバー駅とか)今はカフェ。右:本土との連絡船発着場があったポートボーデン駅跡、赤色のカブースが留置。
CNR(Canadian National Railway)Caboose 78175
この記事へのコメント
ナツパパ
吹き抜ける爽やかな風を感じます。
この地を観光する方は多いのでしょうか?
土地では赤毛のアンはあまり知られてなかった、と前稿でありましたね。
のり
マシュウがアンを迎えに行った駅…、もう現役ではないのですね。
それでも画像を拝見させていただく限り、「アン」の世界がまだまだ残っているように感じます。素敵な土地ですね。
gop
今でこそ北米でも宮崎・高畑アニメは有名ですが、当時一連の世界名作劇場は放送されていなかったそうです(それ以前に村岡花子の日本語訳が売れた事も知らない)なので、彼等にとっては普通の観光地(避暑地)
因みにコロナ前 2019年の日本人旅行者は2508人、国別旅行者数では地元カナダ、米国、台湾に次いで第四位。旅行者数全体(163万2537人)に占める割合は僅か0.2%。意外ですが、アンを好きな日本人は好感を持って迎え入れて頂いている様に感じましたよ。
gop
実写版は色々なシリーズがありますからね、私も全部は見きれてません。PEIの六月は写真にある紫色のルピナスの花が咲いて観光シーズンがスタート、日照時間が長くなり気温も20-25度と快適です。日本で言えば夏の北海道の様な観光地でしょうか(稚内と同緯度)
そう言えば、閉園していた北海道芦別市のカナディアンワールド、クラファンで復活再開した様ですね。一度行ってみようかな。
https://readyfor.jp/projects/canadian-world
pogpog
https://www.atpress.ne.jp/news/358995
gop
懐かしい。昔ビデオ借りて見た、ナレーションが NHK特集。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm14495000
こんなのもあった。「ねぇ、どうしてここの道 みんな赤いの?」が正解。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm8845050
pogpog
https://web.archive.org/web/20141008162632/http://www.nhk.or.jp/hanako/
gop
https://987.blog.ss-blog.jp/2014-03-01
https://k.ymkp.net/s41/NEWS/kaede_2014v07.pdf
修和女学校と村岡花子。
https://www.toyoeiwa.ac.jp/muraokahanako/index.html
ヴォーリズ設計の旧校舎(1933年)
https://www.toyoeiwa.ac.jp/publications/pdf/fuen56.pdf
pogpog
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/meimonkou/backnumber/20230506/
gop
https://www.jhschool.site/2021/07/22/gokigen-you-2/