自動車用 正月飾り

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昭和四十九年 正月二日撮影 

昭和三十年台後半から四十年台中頃まで、多くの自家用車が付けていた正月飾り。

撮影した昭和四十九年、既に都市部では見かけなくなり、あっても小さなものが殆ど。この様な日章旗まで付けた車は珍しく撮影。当時、自家用車は家と同様大事な財産であり、正月には縁起の良い注連(しめ)飾りを付けた(公共交通のバス・タクシーは今でも見かける)他の乗り物でも船舶は門松やお供え餅、大漁旗などを飾る風習があった、そうな。

写真の車は昭和四十六年発売の日産ブルーバードU セダンSSS(後期型)まだ新しく、安全祈願もあって立派なものを付けたのかも知れないが、さて。  

撮影場所は、

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国鉄 豊橋機関区 

前の機関車は昭和九年(1934)角型リベット組立車体 EF10 14

東京を追われ豊橋に集まったEF10、形状違いの三世代が揃っていた。以下、昭和十四年(1939)半流線溶接車体 EF10 24、昭和十五年(1940)角型溶接車体 EF10 32 

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機関区隣を名鉄、飯田線の併用線が走る。
パノラマと旧型国電クハユニ56  1974.1.2

正月飾り、今も機関車には付ける風習あり。

この記事へのコメント

  • pogpog

    正月飾り懐かしい。今でもアルファードやヴェルファイアとか似合いそう。メーカーは文化継承のためオプション設定すべきだろう。
    2022年08月06日 06:56
  • pogpog

    間違い発見。国旗を交差掲揚する場合、敬意を表す右側(向かって左)が上位。なので、向かって左が日章旗、右が旭日旗となる。
    https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/po/page25_001892.html#section2

    なので、この車の掲揚は逆。
    2022年08月06日 13:40
  • gillman

    そうそう、昔は車にも正月飾りをつけましたね。いつ頃からやめたのかなぁ。
    2022年08月06日 19:37
  • gop

    > gillmanさん
    昭和五十年代始めには殆ど見かけなくなったのではないでしょうか。
    今でもヤンキーの方々には御用達の様ですね。
    https://cartune.me/notes/6WytrSoIJR
    2022年08月07日 00:24
  • ナツパパ

    わが家でも親がつけてましたねえ、正月飾り。
    でも車自体が日常の道具になってしまい、付けなくなったのかも。
    今付けたら却って新鮮に映りそうですが、当方そこまで自己顕示欲は無く。
    車自体もあと何年乗れることやら。
    2022年08月07日 10:28
  • gop

    > ナツパパさん
    うちの親父は昭和四十年代始め頃まで付けてたかも(しめ縄だけ)
    私の車は付けたくても付ける場所がありません^^
    2022年08月07日 13:37
  • のり

    自動車の「しめ飾り」を見かけなくなってずいぶん経ちますが、本当に「いつのまにか消えた…」という感じでしたね。
    そういえば「初荷」もあまり見かけなくなったような…。
    EF10は美しいスタイルだったと思います。中部天竜機関区で対面できたのは幸運でした。
    2022年08月08日 20:46
  • gop

    > のりさん
    甲子園観戦お疲れ様でした。玄関先の国旗掲揚も正月は勿論のこと祝日は必ずしていたものですが、最近見掛けなくなりましたね。
    豊橋は飯田線の他、豊鉄の市内線渥美線もあって楽しめました。次は流電?
    2022年08月09日 06:36
  • sugimecha

    2つ上の兄、初めての愛車がサメブルハードトップでした。
    色は薄いグリーンでメーター周りもメチャカッコ良かったの覚えてます。でも不思議なことに横に乗せてもらった記憶ありません。
    2022年08月10日 18:48
  • gop

    > sugimechaさん
    サメにクジラ、ブタにダルマ、誰が名付けたんですかねぇ。当時国旗掲揚していたヤンキーの方々?まさか後世まで残るとは思わなかったでしょうけど。ノーマルのブルUは友人が乗ってました。
    https://987.blog.ss-blog.jp/2021-10-09
    2022年08月10日 23:25