
Porsche Carrera 904 GTS (1963)
この「千5 そ55-77」の904こそ、
伝説の第二回日本グランプリ、式場壮吉氏のドライブで優勝した車そのもの。
名古屋吹上ホールにて 1972年4月16日撮影 Konica C35
以下、CG1972-6 巻末ミツワ自動車広告より抜粋
「もう一回、ベストコンディションでやらせてみたかったな」
例のガムテープ事件の首謀者 Yは少々残念そうに言う。あの応急修理(注:レース前日のクラッシュを一晩で治したと言われる)から半年程経ってグラスファイバーボディは彼ともう一人のエキスパートの手により修復された カー・フロム・スプレイガンと言われた904であったが、元型がある訳でもないので写真をたよりに修復した
一ヶ月余りも掛けて出来上がったそのボディはオリジナルと見まごうばかりの出来映えであった 904を一般公道で走らせたいと言うオーナーの希望に従って、ものすごい爆音を噴出する巨大なストレートマフラーに一時的処理を施した
「タワシをね。台所のあれをさ、6個ばかり詰め込んだら、車検をパスする音になったよ」だがもちろんこれもすぐ本格的なサイレンサーに付け替えられた
904は今二人目のオーナーのI氏の愛車として暮らしている「千5そ55-77」のプレートを付け、時には東名高速道路を昔日の面影そのままグランドツーリングもする その血を受け継いで、この7年前のレーシングカーに匹敵する性能を持つ 911や、ミッドシップ・エンジンの914に混じって豪快に走る904は、今もトップクラスのGTなのである
1972年当時のポルシェの値段 914 DX \2,300,000 〜 911S \6,550,000
この記事へのコメント
daik@tokyo
これって,今も動態保存されているのでしょうか。
t-j
4気筒エンジンを搭載していました。しかも、そのクルマも最近ナンバー
が付いたそうです。
gop
今では日本にも多くの904が生息している様ですが。
この車はどうなったのでしょうね?何方かご存知の方、ご教授願います。
gop
殆ど911の6気筒に積み替えられて、オリジナルの4気筒を積んだ個体は
少ないそうで。希少なeng.ですから致し方ないのかも知れませんけど。
giacomo
コレクターの方も多いのでしょうが、信じられないシロモノですね。
右奥はカブリオレでしょうか?「フジカラー」もシブ過ぎます!(笑)
gop
子供の頃、プラモデル作りました。
今は日本に何台もあるみたいですね。こちらとか、
http://www.vistanetz.com/museum/p904cgts.htm
匠さんのBlogにはインプレッションが。
http://takumi-yoshida901.way-nifty.com/start/2005/05/_.html
>右奥はカブリオレでしょうか?
ナローにはカブリオレはありませんから、タルガですね。
>「フジカラー」もシブ過ぎます!(笑)
この頃は百恵ちゃんが宣伝してましたね。今ではご近所さんです(^^
Akisan
え~っ、これって決勝前日にクラッシュしたっていう式場車ですか!
当時のポルシェのレースカーはナンバー取得可だったとは聞いたことがありましたが、本当に登録されているのは初めて見ました・・・ しかも式場車・・・
これももうすぐ、ミニカーで発売されます。これは無条件で買います。
gop
式場さんの車をレストアしたものの様ですね。
今はどうなっているのか、昔のSCGに載っていた様な気もするのですが。
あと「さま」はやめて下さい(^^ 大した者ではありませんから(笑)
Akisan
しかし、日本のナンバーが似合わない車ですね・・・
千・・・千葉管轄ですか。ぜひ現物を見てみたいものです。
gop
はい、それで結構です(^^
当時千葉のスーパーカーマニアと言えば、やはり浮谷東次郎家でしょうか。
ただCGのミツワ広告には「I」氏とありますからね。まさか生沢...(^^